ミャンマー人男性Sさんの転職活動
日本で働く外国人労働者が年々増加していますが、その中でもミャンマー人の方々が積極的に転職に挑戦しています。
今回は2023年12月に日本へ来日した、機械・電気エンジニアリング分野でのキャリアアップを目指すミャンマー人男性の事例を紹介します。
彼は日本への憧れを抱きながら来日し、「新しい技術を習得し、自分のスキルをさらに高めたい。日本でエンジニアリング分野のプロフェッショナルとして活躍したい」と強く願っています。非常に向上心が高く、日々新しい技術を学ぶ意欲に溢れています。
しかし、日本語能力試験(JLPT)N3レベルのため、日本語によるコミュニケーションにやや苦労しています。その結果、特に技術的なコミュニケーションが必要な面接や書類選考で苦戦しており、思うように転職が進まない状況です。彼は現在、日本語能力の向上を図りつつ、自身の専門性を示す資格取得にも力を入れています。
ミャンマー人は勤勉さや誠実さ、協調性が高いことから日本企業に馴染みやすいと評価されています。また、東南アジアへの事業展開を目指す企業にとっては、ミャンマー出身の人材が現地との架け橋となり、市場開拓の貴重な存在となります。日本語レベルが低くても、向上心が高いミャンマー人材は少なくありません。現在はオンラインで日本語の授業を手軽に受講できるプラットフォームが充実しているため、企業が研修プログラムとしてこうしたツールを積極的に導入すれば、日本語習得のハードルが下がり、より多くの意欲的な人材を迎え入れることが可能になります。ミャンマーでは幼少期から暗記を中心とした学習スタイルが一般的であり、繰り返し学習がしやすいオンライン学習とは非常に相性が良いと言えます。
ミャンマー出身の方々が日本で理想的なキャリアを実現できるよう、引き続き応援していきます。
ミャンマー人材通信について
在日ミャンマー人材の転職をお手伝いする中で、気が付いたミャンマーの方々の様子をブログ形式で発信していきます。